2014年4月10日木曜日
フィンランドも昔は貧乏だった(廃墟)
今日はフィンランドも昔は貧乏だったということを実感した。おじいちゃんが住んでるとこのあたりを歩いたら森の中に小さな小屋がある。人は住んでたようにはみえるがずいぶんとまえに廃墟になってしまったような感じ。ここは子供の頃も遊びに行ったことはあるが今現在は滅びる寸前まできてる。
おじいちゃんにこの小屋について聞いたらそこに住んでた夫婦は大きな家を小屋の隣にもってた、そして小屋も小屋じゃなくサウナだった。息子の教育のためにお金がいたから家を売らないといけなくなった、そして家を売ったあと夫婦はこの小さな小屋で住みつづけた。家は大きな木材で作られたから売って他のところに運ばれた。小屋は電気も水道もなく、冬は夜中も起きて暖炉で木材を燃やさないといけなかった。冬はさほど寒かっただろう。
夫は大工だったから今でもどこかの在庫のおくに彼が作ったものが入ってるとおじいちゃんが言ってる。おじいちゃんが戦場に行ってた間彼は死んでしまったみたいでおじいちゃんもなにがあったのか覚えてないという。妻が死んだは70年代の初めである日おじいちゃんが帰ってたら郵便にまだ彼女の新聞が入ってたからなにかあったかと思った、そして見に行ったら小屋の中に倒れた。2日後には病院でなくなった。
子供のために家まで売って小さな小屋で最後まで生きてきたこの女性の子供は今でもフィンランドの首都に住んでいて、今はもう退職したけどまえはわりといい立場の警察官だったという。
70年代初期までフィンランドでこんな生活送ってた人がいたとはかなり驚いた。昔は今と違ってかなり厳しかったみたいだ。この女性もあまり他人の助けをうけたくなかったのもあったがやはり好きでこんな生活を送ってたわけじゃないとは思う。
最後にはこの女についておもしろい出来事。この女性は迷信が強く敬虔なキリスト教徒でもあった。ある日曜この女性が教会から帰る際は大変長い寄り道してたせいでおじいちゃんはなぜなのかと聞いたら鬼がおってたからだと女性は言う。鬼から逃げて扉を閉める時鬼はもう扉のそとまで来ていたが女性は閉めるのが速かったから鬼は中までは入れなかった。
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